本年7月1日に一般財団法人大阪国際経済振興センターの理事長に就任いたしました北岡 均（きたおか ひとし）と申します。2020（令和2）年6月から当財団の専務理事として4年間務めてまいりました。この度の就任で更なる大きな責任に身の引き締まる思いでございます。前理事長の思いを受け継ぎ、当財団の使命である「大阪・関西経済の振興・発展」に貢献できるよう誠心誠意努力してまいります。

　1984（昭和59）年に設立された当財団はこの12月で40周年を迎えることとなり、インテックス大阪も来年5月に開業40周年を迎えます。これも日ごろから多大なご支援、ご協力を賜りました皆様方のおかげでございます。深く感謝いたします。インテックス大阪はコロナ禍前の賑わいがほぼ戻り、昨年度の催事開催件数は過去最高の 235件となりました。開業以来39年間の総催事開催件数は5千件を超え、総来場者数は1.2億人を超えました。

　インテックス大阪ではコロナ禍から回復した本年度からの2年間を「成長期」と位置づけ、大阪・関西万博開催を契機とする新規誘致促進を積極的に進めております。また、施設面では、本年6月から8月までの間、施設の特定天井・特別高圧受変電設備の改修及び展示館（6号館A・Bゾーン）照明のLED化工事等を行いますので、期間中は全館休館となりご不便をおかけしますが、今後長期間にわたり安全安心にご利用いただくため、ご理解いただきますようお願いいたします。さらに、大型催事開催時の臨時駐車場確保や光熱水費はじめ施設管理にかかるコストの増大、施設の長寿命化対策などの課題にも引き続き取り組んでまいります。一方、国際部では、在阪中小企業の国際ビジネス活動支援及び国内外企業の大阪への誘致推進を中心に活動しております。コロナ禍で培った商談・面談のオンライン活用と従来からのリアルでの対応を上手くかけあわせ、引き続き国内外で活動するとともに、国際部のネットワークを活かしたインテックス大阪への海外催事の誘致など、これまでに培った独自のノウハウを活かした新たな事業の可能性の追求を行ってまいります。大阪・関西万博開催により世界中から最先端技術、優秀な企業・人材が大阪・関西に集まることが期待でき、インテックス大阪及び国際部の果たすべき役割はますます重要になりますが、末永く「大阪・関西経済の振興・発展」に貢献できるよう尽力してまいります。

　結びにあたりまして、今後ますますの皆様方のご発展をお祈りするとともに、ご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。