
理事長挨拶
一般財団法人大阪国際経済振興センターの理事長に就任いたしました長沢伸幸と申します。日頃より一般財団法人大阪国際経済振興センターの活動にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
当財団は、大阪・関西経済の振興・発展を使命としており、大阪市が大阪ベイエリアの咲洲地区に整備した国際見本市会場インテックス大阪の管理運営並びに企業の国際ビジネス活動支援及び大阪市内への内外からの企業誘致といった活動を通じて、わが国経済に微力ながらも貢献してまいりました。
2013(平成25)年から、大阪市の公募型プロポーザル方式の入札によりインテックス大阪の管理運営を担い、多くの魅力ある見本市・展示会を誘致するとともに、当財団と共同企業体を組成している施設管理経験豊富な鹿島建物総合管理株式会社と柔軟で効率的な運営を行い、ご利用いただく方の目線でのサービス向上や安全で安心な施設管理に努めてまいりました。2017(平成29)年10月には大阪市の外郭団体指定解除により自立的かつ柔軟で迅速な経営が行える組織の構築を図りました。そして、再度の大阪市による公募プロポーザルを経て、2022(令和4)年からも引き続きインテックス大阪の管理運営を担っております。
インテックス大阪は、皆様のお力添えのもとおかげさまで40周年を迎え、この3月までに5,220件の見本市・展示会の開催により、1億2千6百万人を超える方々にご来場いただきました。2019(令和元)年6月には、インテックス大阪を会場として、「G20大阪サミット」が開催され、大阪の知名度アップと都市の格付け向上に貢献するとともに、インテックス大阪が快適で安全な施設として世界に発信されました。残念ながら2020(令和2)年からは、新型コロナウィルス感染拡大により、催事の中止、縮小等を余儀なくされておりましたが、2023(令和5)年度は賑わいを回復し年間開催件数が過去最高を記録しました。
当財団国際部では、コロナ禍の影響はありましたが、ウェビナーや、商談・面談等へのオンライン活用、SNS活用を積極的に進めることで対応し、アジア・太平洋地域を中心にした主要15都市が加盟するビジネスパートナー都市(BPC)提携などの海外ネットワークや上海にある大阪市海外事務所を通じて、在阪中小企業の国際ビジネス活動の支援や経済交流の促進に努めるとともに、大阪に進出を考えている国内外の企業の発掘やそれらの企業に対する進出サポート、販路開拓支援などの活動を展開しております。
本年度は、大阪ベイエリアの夢洲地区を会場に、「大阪・関西万博」が開催されており、世界各国から大阪・関西に注目が集まっております。国内外から未来社会をデザインする最先端技術はもとより、優秀な企業や人が大阪・関西に集まることが期待でき、インテックス大阪と国際部の果たすべき役割はますます重要になることから、インテックス大阪40周年を迎える節目にあたり、これまで培ってきたノウハウを最大限に発揮し、大阪・関西経済の振興・発展により一層尽力してまいります。
最後に、日頃より私たちの活動に多大なご支援、ご協力をいただいております皆様方に深く感謝を申しあげますとともに、引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願いを申しあげます。
2025(令和7)年7月
一般財団法人大阪国際経済振興センター
理事長 長沢 伸幸